犬はどこだ (ミステリ・フロンティア)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/07/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (244件) を見る

高野音彦氏の表紙にひかれて愚者のエンドロールを買ったのが、この作者さんとの出会いだったりするのだけど。
それ以来、氷菓、いちごタルト、妖精と読んでかなり好きな作者さんになったのだけど。
特にさよなら妖精はマジで素敵作品だったし、あれと出会わなかったら僕はユーゴスラヴィアについて興味を持たないまま一生を終えていたのかもしれない。
まあそれはそれとして。
この犬はどこだは面白かったと思う。
ラスト付近でぐるりとヒネリがあったし。
ただね。
自分がこの作者さんに求めていたものは、この作品では満たされなかったとも思う。
めっさおいしい冷やし中華(ゴマだれ)を出すお店があって、ある夏「冷やし中華始めました」という貼り紙が出たので喜びいさんで注文したらおいしい冷やし中華黒酢だれ)が出てきました、みたいな。
おいしんだけど、俺がこの店に求めていたのはこれちゃうんよなぁっていうわがまま。