GOSICK 2巻  (桜庭一樹 富士見ミステリー文庫)

ISBN:4829162546


――ドリルとは貫くものである――


1巻より若干L・O・V・Eっぽくなった?
トリック部分は、うーんと、まあ、それほど驚きー! という感じでもないというか、そのままというか。
でもヴィクトリカ萌え。
特に涙ぐむヴィクトリカやねむねむヴィクトリカの挿絵は見事と言うしか。
そしてさりげなくアブリルも萌え。
さすが武田日向さん。
女の子や男の子が可愛いだけでなく、老人なんかもしっかり描かれてるのが素敵。
あと、ドリルの勇壮さとかも。
話的にはミステリ要素もあるL・O・V・E話と言うことで、今の富士ミスの王道的話なのかなぁ。
個人的には文末の『た』率が非常に高いのが微妙にひっかかったり。
とはいえ安心して読める作品だとは思います。
余韻とか全て吹き飛ばすあとがきはどうかと思いますが。
単品としては非常に楽しくて良いんですけど、本編エピローグ直後に読むにはどうかなーと。


しかし、これって富士見大好きなメディアミックスしにくそーな感じ。
ヴィクトリカの声が『老婆のようなしわがれた声』だからなー。



で、それはそうとして、ショットガン刑事の新刊はまだですかー>編集部様