イリスのアトリエ2

色々と便利になっている。
なっているんだけど、それを手放しで喜べないのはどうだろう。
今回マナ調合で量産できるアイテムが全員使えるようになったせいで、性能レベルでのキャラの個性が弱い気が。
アイテムという共通部分が大きすぎて、パラメータやスキルの差があんまり目立たないというか。
例えばノインなんかは全体回復スキルを持っていて、普通ならこれは編成を考える際にかなり大きなファクターになりそうなのだけど
このゲームの場合ちょっと範囲を広げたリフュールハーブで簡単に全体回復できるので意味が無いというか。
フェルトは錬金術士なので戦闘中にもマナ調合できるのだけど、今回はアイテムの所持上限が99個なので戦闘中に足りなくなるという状況があるのかどうか。
この辺はたぶん前作で9個は少なすぎるという感想があったからなんだろうけど。
というか戦闘が恐ろしく温いせいで手応えというものが感じにくいというか。
装備にはかなり無頓着なのだけど、それでも負けそうだと思った戦闘すらないのはどうしたものか。
調合は、調合SLGだった頃とは比べるまでも無いし、前作と比べても調合後のイベントのせいでさらに印象が薄くなってる感じ。
前作はパーティメンバー+店員でわいわいやってたのに、今作は基本的にヴィーゼがちょろっとコメントするだけというのが。
ヴィーゼは良いキャラだけど。
イリスヘの路線変更はライト層の開拓が目的だったと思うのだけど、ここまでバランスが温くなると正直ちょっとなぁとか。
a8を冠するゲームがこの路線だったら、今度はちょっと考えさせてもらえませんか、みたいな。