ロボコンに関して

妨害戦術をずるいとかせこいとか言ってしまうのは少しどころではなく寂しいと思ったり。
もちろん感じ方は人それぞれで、それが間違っているというつもりは全くないんですけど。
勝つためのアプローチとして
『自分が勝利条件を満たすこと』と『相手に勝利条件を満たさせないこと』の
どちらに重点を置くかで２つに大別できると思うわけで。
前者は主にスピードを追求することによって、相手が何かをする前に終わらせてしまうというスライ的な方向性。
後者はそれこそフルパーミッション的というか。
相手の動きを完全に封じてしまえば、あとは制限時間いっぱい使って自分はのんびり勝利条件を満たせば勝てるという方向性。
これらは両極でありながら、それぞれの根っこの部分では「相手に思い通りのことをさせない」という同じコンセプトに基づいていると思うわけで。
相手がどんなに強力な必殺技を持っていたとしても、それを出す前に倒してしまえば驚異ではなく
相手がどんなに強力な必殺技を持っていたとしても、それを完全に防げるだけの守りがあれば驚異ではないと。
相手の技を全て引き出しそれをがっつり正面から受け止めて、その上からさらに自分の技で圧倒して勝つ的なプロレス思考は見ている分には面白いんですけど
そんなこと言ってたらプロスブルームに吸い殺されるのが世の流れ。
でもロボコンに関しては優勝以外に色々と賞が用意されているからまだ救われると思うんですよ。
ていうか序列的には優勝よりロボコン大賞の方が上って事になってるあたりは素敵なことだと思ったり。
良い悪いではなくて。
まあ相手の妨害を展開させた状態で、上空を使うなどしてそれを潜り抜けるというのもありですが。
その辺がカードゲーム的だと思うのですよ。