ついでなので以前割愛した話

以前エンタのプロデューサーさんが、エンタにおけるピン芸人率の高さについて

コンビの場合は、メジャーでないと『どこの2人が話してるんだ?』と視聴者も感情移入できないが、“ピン(一人)芸人”はメッセージを送る相手(客)が明確で、見る方も“ツッコミ視線”で見られるから

とコメントしていたりしたわけですけど、個人的にはピン芸人比率はあまり高くしてほしくないなーというのがあるわけで。
念の為言っておきますが、これは別にエンタに対してピン芸人比率を下げろ! と言っているわけではないのですよ。
エンタはエンタで、私とは違う層をメインに据えてやっている以上私に合わせろなんて言えるはずもなく。
ゴールデンとなると深夜みたいに番組表なり公式サイトなりを探しまわって食い付いてくるような輩ばかり相手にしているわけにはいかないでしょうから。
だから非常に個人的な好みの話。


コンビだと漫才にしろコントにしろ、比較的フォーマットみたいなのがあって見やすいよなーと。
もちろん各組ごとの味というのはあるわけですが、それはまあ例えてみると丼物で上に乗ってる具の違いというか。
それはトンカツかもしれないし、天ぷらかもしれないけれど、ご飯の上に何かが乗っているという形式には従っている感じ。
だからとりあえず脳内に基本的な回路さえ作ってしまえばたいがいのものは見れると。
それに比べるとピン芸人というのは非常に独立性が高いというか、ある方向に突き抜けちゃってる感があって
コンビ芸の合間に見るならともかく、あまりにピン比率が高いと見ていてあっちこっちでっちな感じで疲れるというか。
まあコンビだってたまにアンガールズみたいな妙ちくりんなのがいたりするわけですが。


この辺はまあ責任の放棄というか、それこそ五味Pが仰ってる通り、見る側がツッコミ役にならないといけないせいもあるのかなーと。
それこそコンビ芸の場合、こっちはエサを待つ鯉よろしく口開けて待ってれば良いと言うのも。


しかし漫才における感情移入というのは、そもそもその概念が理解できないというかどういうことなんだろう。
自分をツッコミ役の人に重ねるとかそんな話?