ストーム・ブリング・ワールド  カルドセプト創伝(冲方丁 MF文庫J)

ここ1週間ほどで1巻と2巻をまとめ読み。
私はこの作者さんの作品を読むのは初めてですが、マルドゥック・スクランブルで有名な方ですね。
ついでに言えば、はぢめてのMF文庫Jですよ。


<黒のセプター>によって故郷と家族を失った少年リェロンと、高名なセプターである父との絆を求めてセプターの養成所である神殿の門を叩いた少女アーティ。
この2人のボーイでミーツでガールなお話。


漫画版のカルドセプトに比べて、ゲームにおける<領地>のシステムをかなり濃く取り入れているという印象。
この辺は絵と文章という媒体の違いからくるものでしょうかね。


しかしこの作品、主人公のリェロンが火属性メインのブックで、相方と言えるゼピュロスが風属性メインのブック。
水及び地属性使いである私には、どっちかというと敵方のブックのほうに親近感を覚えてしまうのはどうしたものか。